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あらすじ
國見洸太郎は、御影ヶ丘学園に通う、小説家志望の高校生。しかし、過去の失恋が原因で恋愛小説だけはどうしても書けなかった。そんな中迎えた高2の春。御影ヶ丘を含む3校の統合、そして幼馴染の帰還。それをきっかけに、洸太郎をとりまく環境と日常は大きく変わっていく。(引用)


簡単な感想

星奏の存在が無ければ良質な作品で終わってた。全体を俯瞰してみて、彼女が居たから評価が駄々下がりになったのも理解はできた。BGM、背景、演出、キャラと良い素材が揃ってたのに、調理に失敗して出来損ないの一品が完成した印象が強い。

そもそも星奏√の最終章を何故このような結末で終わらせたのか最後まで理解が出来なかった。ライターさんの性格の悪さを垣間見たシナリオだった。





各キャラ紹介
四條 凛香

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可愛かったけど良くも悪くも雰囲気が良いまま終わってしまった印象。水族館えっちは背徳感満載で興奮しました。


小鞠 ゆい

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個別√は全体的に花壇とゆいにスポットを当ててたお話。

最初の主人公との掛け合いを見て真っ先に将来が心配になった。妖精さんを見たとか自分が妖精なんだという下りからして思わず薄ら笑いを浮かべてしまったね。

シナリオが全体的にえらい重い。お母さんが作った花壇を目の前で取り壊されたり、花壇破壊計画を阻止する為に署名活動しても、結局大人の権力には逆らえないまま壊された流れは無力感極まりない気分にさせられた。

花壇粉砕シーンは見てて胃が痛くなるぐらい辛い。本作のテーマに沿ってない印象が最後まで残ってしまった。


新堂 彩音

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作中で最高のシナリオだった。甘酸っぱい、兎に角甘酸っぱい青春の一言に尽きる。

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以前から主人公に対して片思いしてた彩音が、過去に主人公にラブレターを送ったけど、主人公はその事に全く気付いてなくて、昔のアルバムを整理したときに偶然見つけてしまう...

それ以降は複雑な心境になって彩音と思うように話せなくなり、過去を振り返って自分に葛藤しつつも彩音に対してどう想いを伝えるか試行錯誤していくって言うのが大まかな流れなんだけど、この時点で甘酸っぱすぎてどう報われていくのか展開が気になりすぎて止め時が分からないぐらいクリックしてた。


彩音に告白するシーン

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もうこのシーンで神シナリオだと確信したね。

好きという気持ちが思うように伝えられなかった主人公が、黒板に想いを書き連ねるのを偶然見て思わず泣いてしまったシーンは読んでて気恥ずかしさもあり、彩音の片思いが報われた瞬間なのもあって感情を揺さぶられて泣いてしまったね。

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極めつけのファーストキス。このシーンが彩音√に置いて一番心打たれた。
柔らかい文章に背景や演出、優しさを感じさせるBGM全ての要素が融け合って正に"芸術”そのものだった。


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最後のサマフェスで有名なバンドグループに代わってステージに立つ彩音。
ここら辺の流れは主人公目線で彩音を見てて、ヒロインだと信じさせる要素が詰まってて尊かった。

フラグ回収も完璧だしクソシリアスも少ないし奇麗に纏まってて後味スッキリして終わりました。

姫野 星奏

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ネットで批判されがちな星奏√だけど、個人的に星奏らしい行動だったと思うし、何より彼女を取り巻く環境の方に目がいってしまった。最後主人公は報われなかったのも残念だったけど。



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ここまでの流れまでは自分も星奏に対して憤りがあったけど、主人公がルポライターに勤めだして真相が判明していった結果、個人的にしょうがないと思うんだよね。連帯保証で背負った借金もあることが判明したし、不義理だし、そりゃ主人公に合わせる顔無いよ...

星奏自身精神的に満身創痍だったと思う。この時点でもう責めることは出来なかった...


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何より批判されるべきなのはこのグループたちかもしれない。姫奏がスランプに陥っても助けようともせずに借金問題も星奏が自発的に受け入れたけど甘い、結局この人達も都合の悪い事は殆ど押し付けてるじゃん。何よりそこが許せなかった。

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ルポライターをクビになった主人公に救済が無いまま終わったのも非常に後味が悪い。
星奏に翻弄された挙句精神的におかしくなったままEDを迎えるなんて信じられないわ。
主人公も星奏も被害者でしょ。



最後に

全体的に柔らかくて優しげな文章が心地よいし、そこにノスタルジックなBGMが重なって初恋を演出した部分は評価が高い。だからこそ作品に対する痛烈なバッシング、罵詈雑言を見て辛さもあった。


後味が悪かった一つの要因として音楽を選んだ星奏の選択は正直説得力に欠けると思ったし、彼女が音楽に打ち込む姿を回想シーンでもいいから見せて欲しかった。そこらへんが描写不足だったかな

個人的に恋xシンアイ彼女はいい意味でも悪い意味でも楽しめたし生涯忘れることは無いと思う。

ただエロゲーに対して自分が求めるニーズが違ったのは事実でした。