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メーカー ウグイスカグラ


簡単な感想

前作の様な鬱々とした要素が少なく徹頭徹尾スポ根を貫いた作品。その中でも所々に登場人物の過去を徹底的に掘り下げたりなどルクルらしさを感じさせる部分もあり、同時に新しいジャンルに挑戦していくスタイルをシナリオを読んでて窺えた。

試合中にも選手の過去エピソードを交えての心境を事細かく描写されていて、敵味方問わず感情移入しやすく心情記述に関しては文句無しだった。只掘り下げに重きを置いてる所偽か試合運びのテンポの悪さも垣間見る部分もあった。

登場人物が多い中キャラ一人の個性を犠牲にする事なく徹底的に捜し、それを覚醒する場面や試合展開に織り込ませていく手法が今作に置いて最高のストロングポイントだった。

只不満点もあり
1.ハルとは一体何者のか具体的に掘り下げが足りなかった
2.個別√の雑さ、ture√のラストの手抜き感

特に2に関しては今作に置いて致命的だったと思う。true√は主に堺先輩にスポットを当てていて実質主人公扱いだった印象が最後まで残ってしまった。エロゲに置いて主人公が影が薄くなるのは致命的だし最終的に主人公に対して何も思うことが無かった。

だけど堺先輩に関しても不満点があって、飛べなくなった後の深層描写が試合の時と違って全然分からなかったし、過去回想で紅に会ってはいるものの結局彼女にどういう思いを抱いているのかが理解できないまま終わってしまった。trueは堺先輩がメインなだけであってもっと事細かく描いてほしかった。堺先輩が魅力的なだけに残念だったね。

後最初からtrue√を開放してるのもどうかと思う。自分は知らず先にtrue√が終わってしまった為にモチベーションが下がったまま個別√を読むはめになったしね。





各ヒロイン感想

彼杵柚

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テレプシコーラ初心者ながらストーリーが進むにつれ目覚ましい成長を遂げていき、最終的にチート級の強さを見せつけていくスポ根に置ける王道キャラ。

彼女の成長速度に関しては目を見張るものがあったけど、運動神経が良い分ポテンシャルに優れておりとんとん拍子に力を付けていく流れに途中からは感情移入がしづらくなった。

チーム中で紆余曲折があっても持ち前のポジティブさで雰囲気を変える柚の存在は大きかった。柚が居なかったら恐らくチーム内で空中分解が起きて破綻する未来しか見えないぐらい存在感を放ってた。

アウロがダンス・マカブルで優勝する事が出来たのは彼女の功績があってのことだと思う。

宝生波璃

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正直言ってエースの風格や持ち前のスピード以外魅力がなかった。

とにかく頑固でウジウジしてるシーンが多いせいかチームの足を引っ張ったり、自分のエゴをチームメイトに押し付けたりする辺り協調性が無さすぎた。

そもそも主人公の為に空を飛ぶことの楽しさを犠牲にする辺り気持ちが重いし、その事に囚われすぎて周りの雰囲気をぶち壊すところが目立ち過ぎて最後まで好きになれなかった。


藍住ほたる
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過去の挫折や葛藤、そして圧倒的才能を持つ蓮という存在で精神が壊れてしまうのではないかと不安視してたけどエアロパーツ戦で息を吹き返した時は心躍ったね。


有佐里亜

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全キャラの中で最も好印象だった。客観的に自分を俯瞰して弱みを受け入れながらも戦い方を模索していく姿や先天性のオラクル過少症を患い辛酸を舐めながらも選手として、人間として成長していく過程が心揺さぶられるぐらい魅力的だった。

これは個人的な事だけど、彼女の選手としての在り方が自分自身を振り返る良い機会を作ってくれた。里亜の様な冷静に物事を俯瞰して見るスキルの大切さ、そして限界を超えてまで戦う果敢な姿、それを彼女から"気づき"を得られるだけでもぱられろをプレイして良かったと心の底から思う。






最後に

イーリスをtrueに持ってきてほしかった。以上